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第14問 A株式会社の機関

第14問 A株式会社の機関について

A株式会社の機関について、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。

1.A社は、毎事業年度終了後、一定の時期に定時株主総会を招集することができるが、このほかに臨時に株主総会を招集することはできない。
チェック!

誤り
定時株主総会は、毎事業年度の終了後一定の時期に招集しなければならない(会社法296条1項)。また、株主総会は、必要がある場合には、いつでも、招集することができる(会社法296条2項)。これを臨時株主総会という。

2.A社の取締役BとA社との間の法的な関係は、民法上の雇用契約であり、Bは、使用者であるA社の指揮命令の下にその職務を執行する。
チェック!

誤り
取締役と会社との関係は、一般に委任または準委任の関係とされている(会社法330条)。そのため、取締役は会社に対し、民法上の受任者として、注意義務(民法644条)を負うほか、その具体的表現として、会社法上、法令および定款ならびに株主総会の決議を遵守し、株式会社のため忠実にその職務を行う義務、すなわち忠実義務(会社法355条)も負う。

3.A社の代表取締役Cは、会社法上、A社の業務全般にわたって業務執行権および代表権を有する。
チェック!

正しい
代表取締役は、株式会社を代表し (会社法349条1項)、また、株式会社の業務に関する一切の裁判上または裁判外の行為をする権限を有する (会社法349条4項)。

4.A社の監査役Dは、A社の取締役会の決議によって選任される。
チェック!

誤り
監査役は、株式会社の役員であり、株主総会の決議によって選任される(会社法329条 1項)。

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