第15問 夫婦間の法律関係
第15問 夫婦間の法律関係について
夫婦間の法律関係について、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。
1.夫婦間において夫婦財産契約が締結されていない場合、夫婦の一方が婚姻前から有する財産は、その者の特有財産となる。
チェック!
正しい
法定財産制の下では、夫婦の一方が婚姻前から有する財産や、婚姻中に自己の名で得た財産は、その特有財産とされる(民法762条1項)。
2.夫婦間で締結した契約は、婚姻中いつでも、夫婦の一方から取り消すことができる。
チェック!
正しい
夫婦間でした契約は、婚姻中いつでも、夫婦の一方から取り消すことができる(民法754条)。
3.婚姻費用の支出など日常の家事に関して第三者と法律行為をしたことによって生じた債務については、原則として、夫婦は連帯して責任を負う。
チェック!
正しい
夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたときは、他方は、これによって生じた債務(日常家事債務)について、連帯して責任を負う(民法761条本文)。
4.夫婦間における夫婦財産関係は、離婚により婚姻時に遡って消滅する。
チェック!
誤り
夫婦の婚姻中の財産関係は、当該夫婦が離婚した場合、将来に向かって消滅する。