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第24問 商号

第24問 商号について

商号について、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。

1.個人商人として営業を開始しようとしているAは、その商号中に「株式会社」という文字を用いることができる。
チェック!

正しい
会社法は、会社でない者は、その名称または商号中に、会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならないものと定めている(会社法7条)。

2.個人商人Aは、商号甲の登記をしようとしたが、商号甲は、他の商人Bによって、乙地を営業所の所在場所として、すでに商号の登記がなされていた。この場合、Aは、乙地を営業所の所在場所として商号甲の登記をすることができない。
チェック!

誤り
商業登記法は、商号の登記は、その商号が他人のすでに登記した商号と同一であり、かつ、その営業所(会社にあっては本店)の所在場所が当該他人の商号の登記に係る営業所の所在場所と同一であるときは、することができないと定めている(商業登記法27条)。

3.商人Aが自己の商号甲を使用して営業を行うことを商人Bに許諾し、Bが商号甲を用いて営業を行った。この場合、第三者Cが、Aの営業と誤認してBと取引をしたときは、商号甲の使用を許諾したAは、Cに対し、Bと連帯して、当該取引によって生じた債務を弁済する責任を負う。
チェック!

誤り
自己の商号を使用して営業または事業を行うことを他人に許諾した商人は、名板貸人として、当該商人が当該営業を行うものと誤認して当該他人と取引をした者に対し、当該他人と連帯して、当該取引によって生じた債務を弁済する責任を負う(商法14条)。

4.Aは、株式会社を設立する場合、当該株式会社の商号を定め、その登記をしなければならない。
チェック!

誤り
会社についてはその名称を商号とすることとされており(会社法6条1項)、会社設立の際に会社の目的や本店所在地等と併せて登記すべき事項とされている(会社法911条3項2号)。

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