第5問 著作権
第5問 著作権について
著作権について、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。
1.コンピュータプログラムは、著作権法によって保護される著作物に該当し得る。
チェック!
誤り
著作権法には著作物が例示されており(著作権法10条1項)、プログラムの著作物は著作物として挙げられている(同項9号)。
2.会社の従業者が、会社の発意に基づいて職務上作成する思想または感情の創作的な表現は、著作権法によって保護される著作物に該当し得る。
チェック!
誤り
著作権法は、会社の従業者が職務上作成する著作物も著作物に当たることを当然の前提としている(職務著作、著作権法 15条 1項)。
3.著作者は、著作者人格権の1つとして、その著作物の原作品に、またはその著作物の公衆への提供もしくは提示に際し、その実名または変名を著作者名として表示するか否かを決定する権利である氏名表示権を有する。
チェック!
誤り
著作者人格権は、著作者の人格的な利益保護に関する権利であり、公表権、氏名表示権および同一性保持権に分けられる。このうち、氏名表示権は、著作物の原作品に著作者の氏名を表示することなどを内容とする権利である(著作権法 19条)
4.著作者は、原則として、生存している間に限り、自己の著作物について著作権法による保護を受けることができ、死亡と同時に、その著作物の著作権(著作財産権)は消滅する。
チェック!
正しい
著作権は、原則として、著作者の死後50年を経過するまでの間、存続する(著作権法51条2項)。