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第6問 商標法

第6問 商標法について

商標法について、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。

1.商標登録を受けることができる標章には、人の知覚によって認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状もしくは色彩またはこれらの結合のほか、音が含まれる。
チェック!

正しい
商標とは、自己の商品・役務と他人の商品 ・役務を識別するために、その商品・役務について使用する記号であり、文字、図形、記号、立体的形状もしくは色彩またはこれらの結合、音その他政令で定めるもの(標章)で、あって、 ①業として商品を生産し、証明し、または譲渡する者がその商品について使用するもの (商品商標)、または②業として役務を提供し、または証明する者がその役務について使用をするもの(役務商標)をいう(商標法2条1項)。従来、音等は商標となり得なかったが、平成26年の商標法の改正によりこれらも標章に追加され、商標となり得るようになった。

2.商標権は、存続期間の満了によって当然に消滅するため、商標権者は、商標登録を更新することはできない。
チェック!

誤り
商標権の存続期間は設定の登録の日から 10年をもって終了するが(商標法19条1項)、商標権者の更新登録の申請により更新することができる(商標 19条2項)。

3.商標権者が商標登録を受けた商標を継続して一定の期間使用していない場合、商標法上、当該商標登録は、その期間の経過により当然に無効となる。
チェック!

誤り
商標法上、一定期間使用されていない登録商標の商標登録を取り消す制度が認められている(商標法50条)。この取消制度が適用されるためには、その商標が、継続して3年以上、日本国内で使用されていないことが必要であるが、取消しを求める者の審判請求によって行われるのであって、期間の経過により登録商標が当然に無効となるのではない。

4.商標法上、事業者がその提供するサービスに使用するマークについては、商標登録を受けることはできない。
チェック!

誤り
肢①に関して述べた通り、商標登録の対象となる商標には、業として役務を提供し、または証明する者がその役務について使用をするもの(役務商標)も含まれている。

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